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大切なのは「根拠」。

看護医療系進学予備校Well-STUDY(ウェル-スタディ)です。 開校している日はブログ更新を日課にしています。やってみると続くものですね。継続は力なり。 本日3/9。レミオロメンの「3月9日」が卒業式ソングとして有名ですね。PVを見ると元々結婚式の曲なんですよね。堀北真希さんが出演しているのが有名です。ご存じの方も多いのではないでしょうか。


さて、昨日のブログでは「情報」についてでした。 情報は「量」の他に「正確さ」と「活用すること」が大切とお伝えしましたね。 受験生にとって情報の活用の場所の一つとして「志望理由」が挙げられます。 パンフレットやホームページを見て、情報を集め「私がこの学校を受験する理由」を作成しますね。 ここで重要になるのが「根拠」です。


「根拠」とは、証拠・もとになる理由、英語だとevidenceにあたります。 「なぜそう思ったのか」になるのですが、志望理由を考える際にとても重要になります。


下記の文章を例に考えてみましょう。

 

「猫は全宇宙で一番かわいい。なぜなら私がそう思っている!」


 

皆さんはどう思いますか?私は全力で同意します。 しかし、根拠としてはとても弱いですよね。 私の友人は猫よりも犬が可愛いと言っておりますし、「他の動物のほうが好き、かわいい」という方もいらっしゃるでしょう。 「私が思う」は根拠としてはとても弱いのがわかりますね。


これを受験に当てはめるとどうなるでしょうか。受験生の志望理由に以下のような文章を考える方が多いです。


 

「私がこの学校を受験しようと考えたのは、通学距離が近く、附属病院があり、実習設備も充実しているためです。」

 

この文章も「私が思う」の文章なんですよね。上記の猫の文章と同様なのです。そのため根拠がとても弱いです。


さらに看護医療系の学校は、進学後の勉強の差が他文系理系よりも少ないです。そのため、「通学距離が近い」「附属病院がある」「実習設備が充実」という情報だけだと「他の学校でも当てはまる」ことが多くなります。


とすると、この学校に「私はこの学校に進学する必要がある」という熱意を伝えるには不十分といえるでしょう。 志望理由が重要な学校推薦型選抜や総合型選抜などではもっと「この学校に進学する必要がある根拠」を伝える必要があり、伝えることで合格が近づくと考えてよいです。


合格するために「根拠」が重要なのは何となくわかっていただけたと思います。 この「根拠」、看護医療系は進学後や就職後にも必要となります。


看護師のための総合サイト「看護roo!カンゴルー(https://www.kango-roo.com/)」さんに面白いイラストがあります。使わせていただけるOKのようなので載せてみます。



『先輩が「根拠は?と」と微笑んでいるイラスト』とのことです。 医療の現場ではEBM(Evidence-Based Medicine)という「根拠に基づく医療」が行われています。皆さんも就職したら「根拠」に基づいた行動が要求されるのです。


受験に合格するためには「根拠」が重要です。受験で重要な「根拠」は、進学後や就職後も必要となります。 受験に合格するためには「どんな情報が根拠として適切なのか」を理解し、「なぜこの学校に進学しなければならないのか」を志望校に示す必要があると私は考えています。 志望理由を例にしましたが、小論文でも同様に根拠が重要です。自分の意見についてなぜそう考えたのか、説得力を出すには根拠が要求されます。


示すことで他受験生と大きく差がつけられるのがこの「根拠」部分です。本校では「面接・志望理由書対策」の授業でしっかり指導します。 ぜひ理解して受験のみならず将来に必要な考えを身につけて欲しいなと思っております。


気になった方は、校舎までお問合せくださいね。

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